サービス紹介
Service introduction
鹿沼愛隣福祉センターは、栃木県鹿沼市茂呂の障害を持つ方々のための通所の福祉センターです。
生活介護と就労継続B型を中心とし、相談支援や就労定着支援、日中一時支援を併設する多機能型事業所で、送迎サービスや給食サービス、入浴サービス等に対応し、定員は80名、10代から70代までの様々な個性をお持ちの方々が利用されています。
生活介護事業
鹿沼愛隣福祉センターの生活介護は、生活介護「のぞみ」と、生活介護「めぐみ」の二つからなっており、最大の特徴は、食事やトイレ、入浴の介助といった一般的な日常生活支援の他に、生産活動と余暇活動の両方をおこなっていることです。
生活介護「のぞみ」では、工賃を得るための生産活動(室内軽作業、アルミ缶リサイクル、自動販売機飲料補充、プランターの花苗植え)を行っています。また、カラオケ、映画鑑賞等の施設外でのレクリエーションに出かける機会も多いです。一方、生活介護「めぐみ」では、施設内でのゆったりした日常生活支援が中心となっております。
「のぞみ」「めぐみ」とも、身体能力の維持・向上を目的とした様々な機能訓練や簡単な運動・筋力トレーニング、音楽療法等を行っております。また、花見・日帰り旅行・ボーリング等の施設外行事にも出かけています。利用者様の御希望、能力に応じてマイペースに和気あいあいと過ごして頂いております。車椅子の方は勿論、難病や多動症等、様々な個性をお持ちの方が利用されています。
定員数:40名
1日当たり定員の1.5倍を超えない人数まで利用可能
3ヶ月の利用者平均が定員の1.25倍を超えない人数まで利用可能
利用契約者数:46名(平成30年11月30日現在)
職員数:11名(平成30年11月30日現在)
就労継続支援B型
就労継続支援B型は、利用者様に働く場所を用意し、作業(仕事)を通じて知識や能力の向上に必要な訓練等を行うことを目的としています。利用者様が施設で作業を行うことにより、工賃(給料)をお支払いし、利用者様の社会的・経済的な自立をサポートします。平成29年度の平均工賃月額は約2万5千円となっており、出席率が高く意欲的に作業に取り組む利用者様の中には、平均工賃月額が6万円を超える方もおられます。
したがって、就労継続B型の活動内容は作業が主体となります。利用者様にとっては、施設が”会社”といった考え方となります。
もちろん、利用者様は様々な理由により一般企業等で雇用契約が難しい方々ですので、お一人お一人に必要な日常生活支援や作業を行う上で必要な治具の工夫、個性に合わせた作業工程の切り出し等を行います。また、作業に限らず日常生活に必要な助言、相談も行っています。
当施設の就労継続支援B型では、主に6つの作業を行っており、利用者様はご自分の個性に合ったものをえらぶことができます。
園芸用土作業(屋外)
鹿沼市の地場産業ともいえる、園芸用資材の袋詰作業を行っています。
取引先から預かった肥料・腐葉土等の原料をビニール袋に詰める作業で、施設で行う作業の中でも、最も力が必要となります。力自慢の方、細かい作業が苦手な方に向いており、メンバーの殆どを男性利用者様が占めておりますが、女性の利用者様も3名従事しております。
某大手ホームセンターで売られている3ℓ・5ℓサイズの園芸用土の約8割を当施設で生産しております。一日の終わりに、その日の製造数を確認することで、やりがいをもって作業に取り組んでおります。
手計り棟全景です。
化成肥料の原料をセットし終えたところです。
さて、これから5kgで計り始める準備です。
計量容器に注いでいます。
右、手計りの作業ラインです。
手前、半自動計量機で計り、奥で検量しています。
計量→検量→シーラーの工程です。
シーラー(ポリ袋を熱溶着によりシールすること)工程です。
シーラーを終えたものは形を整えます。
パレット積みの様子です。
マシン棟の作業風景です。
マシン棟では、整形(形を整える)工程以降が人の手による作業となります。
形を整え、5袋を一袋にまとめます。
5袋まとめたものにバンドを掛けます。
室内作業
作業室でできる簡単な作業を行っています。
袋に2種類のネジを入れ、並べる作業を行っています。
袋に2種類のネジを入れ、並べる作業を行っています。
袋にネジを入れています。
袋に入れたネジの向きをそろえています。
向きをそろえたネジの上に別のネジを互い違いに置きます。
袋の中の2種類のねじが崩れない様に慎重に丸めてテープを貼ります。
1.線香巻き
様々な線香の種類に合わせた巻紙で、一本一本丁寧に巻いています。また、巻いた線香を袋に詰める作業も行います。
2.ネジ・ボルトの袋入れ
様々な種類や大きさのネジ・ボルトを袋に詰めたり、部品を取り付ける作業を行ったりしています。出来上がった製品は、自動車や家電に使われています。あなたの身近なところに使われているかもしれません。
3.メダカトンネル
一つ一つを決められたサイズに切っていきます。切り分けた製品は、メダカが産卵するベッドになります。出来上がった製品はペットショップや道の駅等で販売されています。
4.木工製品の袋詰め
木工の町・鹿沼で作られた様々な木工製品を袋詰めする作業です。出来上がった製品は、東京スカイツリーの足元にある東京ソラマチやAmazon、身近なホームセンターで販売されています。
弁当・給食
仕出弁当
県庁・市役所・病院・一般企業・個人様宅に、1食470円で宅配させて頂いております。また、スポーツ等のイベント、お祝い、会議弁当等、ご予算に応じてお作りいたします。
施設利用者様用給食
当施設の給食は、栄養成分をしっかり計算し、一人暮らしの利用者様が摂取しにくい野菜料理を中心に、利用者様の健康を思い、愛情をこめて作らせて頂いております。
鹿沼市役所内喫茶店「夢未来」
鹿沼市役所1階の喫茶コーナーを、鹿沼市から委託により運営しております。メニューは挽きたてのコーヒーをはじめ、スパゲティナポリタン、カレー、サンドウィッチ、各種丼物等、軽食や、けんちん汁、おにぎり等のサイドメニューもあります。
利用者様の作業としましては、開店前の準備、注文に応じて食器類やトレーの準備、調理の補助、市役所内への配達等を行います。職員2名、利用者様2名の少人数で行っており、挨拶をはじめとした基本的な接客マナーを身に着けられるよう取り組んでおります。現在は市役所職員の方々が主なお客様ですが、外部の方にも多く来店して頂けるようなお店となることを目標としていきたいと思います。
清掃作業
近隣の大規模工業団地内にある、大手企業工場内の除草作業及びロッカールーム等の清掃を委託されています。職員1名と利用者様5名のユニットを組み、毎週3回行っています。夏場の除草は大変ですが、日陰での作業が多いので助かります。福祉施設以外の大規模な工場での作業ですので、従業員の方々とお会いする機会があるため、利用者様にとっては大企業の雰囲気を感じられる貴重な時間となっているようです。
リサイクル作業
日頃より当施設のリサイクル作業にご協力頂き、誠にありがとうございます。当施設では資源リサイクルにも力を入れており、新聞・雑誌・段ボール・アルミ缶の回収を行っております。
回収したアルミ缶は、生活介護「のぞみ」の利用者様が定期的にアルミ缶潰し作業を行っております。これは機械を使って行う作業ですので、重度の障害をお持ちの利用者様でも行える貴重な作業です。これらリサイクル作業の収益は、全額が利用者様に工賃(給料)として支払われます。施設にお持ちいただければ大変ありがたいです。送迎利用の利用者様の場合、送迎車の運転手に渡して頂いても結構です。まとまたった数量があれば、回収にも伺います。
今後も、リサイクル作業へより一層のご協力をお願い申し上げます。
定員数:40名
1日当たり定員の1.5倍を超えない人数まで利用可能
3ヶ月の利用者平均が定員の1.25倍を超えない人数まで利用可能
利用契約者数:49名(平成30年11月30日現在)
職員数:18名(平成30年11月30日現在)
特定相談支援事業所
障害福祉サービス事業の利用者様が直面している様々な問題や、必要とされる支援等にきめ細かく対応するための「サービス等利用計画」を作成する事業です。選任の相談支援専門員が業務に当たっています。
事業所名 | 特定相談支援事業所 えすこーと |
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目的 | 障害のある方や、その家族からの様々な悩み等の相談に対して、地域で安心して生活していただくことができるよう、必要な福祉や保健・医療・就労支援等のサービスを適切に利用することができるようお手伝いさせていただきます。 |
対象者 |
18歳以上の身体、知的、精神、難病の障がいのある方やその家族。 ※ただし、精神・難病の障がいのある方については、他の特定相談支援事業所や各市の委託事業所及び行政と連携していきます。 |
サービス等利用計 画作成について | 障がい福祉サービスを利用する全ての障がい者一人一人に対して、「サービス等利用計画」を作成することが義務付けされています。総合的な視点から障がいのある方自身の現在の困りごとや将来どのような生活をしていきたいか等を一緒に考え、寄り添い、計画書を作成していきます。 |
開設日 | 平成26年4月1日 |
費用 | 無料 |
契約者数 | 93名 |
日中一時支援事業
日中一時支援事業(あゆみ)
日中一時支援とは、
- 日常生活支援・余暇活動や、生活訓練・機能訓練・作業訓練を行います。給食(平日のみ)や送迎のサービスも利用可能です。
- サービス提供時間は午前9時~午後6時です。午後4時~6時の時間帯には間食(おやつ)の提供があります。
- 生活介護・就労継続B型に比べ、支援内容や利用時間・利用日をより柔軟に選択することができます。
- 当施設の生活介護・就労継続B型を利用していなくても日中一時を利用できます。
- 給食は1食当り300円です。間食(おやつ)は1回当たり50円です。また、18歳未満の方が利用される場合、給食費とは別に自己負担額(最大で月額4,600円の場合が多い)が発生します。
例として、当施設の生活介護・就労継続B型のサービス提供時間は午前9時~午後4時となっておりますが、午後4時以降も支援を希望する利用者様は、午後4時~午後6時の時間帯で日中一時を利用できます。日中一時の利用者様の中で、一番多いのがこのケースです。
もちろん、1日を通しての利用も可能です。これまで、以下のような理由による利用者様が多いです。
〇生活介護・就労継続B型では、1ヶ月の間に利用できる日数の上限が決められていますが、この上限を超えて施設を利用したい場合には、日中一時を利用することで、普段の生活介護・就労継続B型と概ね同等の支援を受けることができます。
〇平日は他の施設を利用しているが、土曜日はその施設が利用できないので、土曜日のみ利用したい。
〇特別支援学校(高等部)の生徒さんで、夏休み等の長期休暇の際に利用したい
就労定着支援事業
就労定着支援とは
- )利用の要件
鹿沼愛隣福祉センターの就労継続B型、生活介護(及び平成30年5月末まで実施していた就労移行)を利用して一般企業に就労後、6か月以上42か月未満の方が対象です。 - )事業の目的
就労移行等を利用し、一般企業等に就労した元利用者様のうち、就労に伴う環境変化により、下記のような生活面の課題が生じている方のニーズに対応します。 ①生活時間の乱れ及びそれに伴う遅刻・欠勤の増加
②体調の悪化・精神の不安定化
③整容の乱れ
④服薬ミス
⑤金銭の浪費 等 - )支援内容
2.)のような課題が生じている利用者様に対し、3年を上限として下記のような支援を行います。
①利用者様やご家族との相談を通じて、生活面の課題を把握します。
②課題解決のために必要な企業や関係機関との連絡調整を行います。
③課題の解決に向けて、利用者様のご自宅や企業等を訪問することにより、月1回以上は利用者様との対面支援を行います。加えて、月1回以上は企業訪問を行うよう努めます。 - )利用期間経過後 利用期間の上限である3年が経過した後は、障害者就業生活支援センター・医療機 関・社会福祉協議会等へ引き継ぎます。